5歳から10歳までの子供の歯並び相談会

子供の口腔機能の発達が全体的な健康と顔面の成長に影響

子供の口腔機能の発達は、単にお口の健康だけでなく、全身の健康や顔の成長にまで深く関わっています。

口腔機能の発達とは、子供が成長するにつれて、お口周りの筋肉や骨、神経が協調して、食べる、話す、呼吸するといった機能が適切に育っていくことです。これがうまくいかないと、以下のような問題が起こることがあります。

  • 栄養摂取の問題
    噛む力が弱かったり、飲み込みがうまくできないと、十分な栄養を摂りにくくなります。これは成長期の体の発育に直接影響します。
  • 呼吸の問題
    口呼吸が習慣になると、鼻呼吸に比べて空気中のウイルスや細菌を直接吸い込みやすくなり、風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状が悪化したりする可能性があります。また、睡眠の質が低下し、集中力や学習能力にも影響が出ることがあります。
  • 発音・言語発達の問題
    舌や唇の動きが未熟だと、正しい発音が難しくなり、コミュニケーションにも支障をきたすことがあります。
  • 姿勢の問題
    口腔機能と姿勢は密接に関わっています。例えば、口呼吸の子供は、顎が下がり、猫背になる傾向があると言われています。

子供の顔の骨は、成長の過程で顎の適切な発達や歯並びの形成に大きく影響を受けます。

  • 顎の発達
    よく噛むことで顎の骨に適度な刺激が加わり、顎の正しい成長を促します。しかし、柔らかいものばかり食べていると、顎の成長が不十分になり、歯が並びきらずに歯並びが悪くなる原因となることがあります。
  • 歯並びと噛み合わせ
    舌の正しい位置や、唇を閉じる習慣は、歯並びの形成に重要です。例えば、指しゃぶりや舌の癖が長く続くと、開咬(前歯が閉じない状態)や出っ歯(上顎前突)などの原因になることがあります。
  • 顔のバランス
    口呼吸が習慣になると、下顎が後退し、顔が細長く見える「アデノイド顔貌」になる傾向があります。鼻呼吸をすることで、顔の筋肉が正しく使われ、バランスの取れた顔の成長が促されます。

子供の口腔機能の発達は、食事、呼吸、発音といった基本的な生活機能だけでなく、将来の健康状態や顔の見た目にも大きく関わる、非常に重要なものです。

子供の将来のため、早めに専門知識のある総合歯科医院に相談してください。

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