歯医者さんで「これが必要です」「この治療をしましょう」と言われても、その理由や効果がよく分からない…そんな経験はありませんか?
本当に良い歯医者では、患者さんがご自身の口腔内の状況を深く理解し、納得して治療を受けられるよう「エビデンスに基づいた歯科医療(EBD:Evidence-Based Dentistry)」を重視しています。
これは、信頼性と再現性の高い科学的情報に基づいて医療を行うアプローチのことです。
Well-being Dental Clinicでは、どのようにエビデンスに基づいた診療を行っているのか?
具体的な3つのアプローチをご紹介します。
「なぜ歯並びが悪くなったのか?」「このまま放っておくとどうなるのか?」患者さんや保護者の方が抱える疑問に、私たちは科学的根拠に基づいてお答えしています。
Well-being Dental Clinicでは、患者さんの顔貌、姿勢、口腔内写真、レントゲン撮影、ビデオ撮影、3Dスキャン、CTなど、様々な精密検査を行います。
これにより、顎の大きさ、永久歯の数、舌の状態、鼻呼吸(気道の大きさ)、歯並びなどを詳細に診断し、現状と将来のリスクを洗い出します。
診断結果に基づき、なぜ歯並びが悪くなるのか、その根本的なメカニズムを分かりやすく説明します。
特に、口呼吸や低位舌が顎の発育不全や睡眠障害、さらにはADHDのような発達障害といった全身的な問題につながるリスクについて、顔の絵などを用いて視覚的に理解しやすいように工夫しています。
例えば、小児予防矯正(ORT)においては、歯並びだけでなく、摂食障害、発音障害、睡眠障害、発達障害、全身姿勢、顎関節症、虫歯、歯周病など、お子さんの将来に関わる様々なリスクについても丁寧な教育を行っています。
予防歯科に定期的に通い、歯のメインテナンスを行うことは、症状が出てから治療するよりも、はるかに重要です。しかし「なんとなく歯のクリーニングに通うと良さそう」ではなく「なぜ定期的に歯医者に行くのが重要なのか」を明確に伝え納得して頂くことが、患者さんの行動変容につながると考えています。
Well-being Dental Clinicのエビデンスに基づいた予防歯科では、フッ化物(フッ素)塗布など、虫歯予防に科学的に効果が証明された介入を優先的に推奨しています。
これらの情報を正確に伝えることで、患者さんは安心して、そして具体的な効果を理解した上で予防に取り組むことができます。
Well-being Dental Clinicが提供する予防矯正(ORT矯正)は「歯を並べるのではなく、顎を正しく成長させた結果、歯が並ぶスペースを作るのが目的」です。
この考え方を丁寧に説明することで、保護者の皆さんは、単なる「歯並び」だけでなく「口呼吸による免疫力の低下」や「睡眠・学習障害のリスク」など、お子さんの全身の健康と将来の可能性という、より広い視点から予防の価値を理解することができます。
近年「定期的な管理(チェック)を受けると安心できるから」「歯周病やむし歯などの予防ができるから」といった理由で定期チェックを受ける人が増加しており、自発的に予防に取り組む意識が高まっていることが示されています。
一方で、残念ながら「歯や口の健康と全身の健康に関する理解度」は低下傾向にあり、特に若年層で顕著なため、私たち歯科医院が引き続き知識の普及啓発に努めることが重要だと考えています。
エビデンスに基づいた歯科医療は、治療だけでなく、患者さん自身のセルフケアや生活習慣の改善にまで踏み込みます。
ORT矯正では、マウスピースの装着に加え、保護者の方と共に毎日トレーニングを行うことが求められます。
これは「予防矯正は生活習慣の改善が重要」であり「やれない(やらせられない)のであれば、やれない」という、患者さんや保護者の主体的な取り組みが不可欠であることを示しています。
私たちは、その重要性をきちんと伝え、ご理解いただいた上で治療を進めます。
当院のWell-beeクラブでは「自分で健康を守る心」を育てることを目指し、健康習慣の自己管理能力を育むことを目的としています。
単なる指導に終わらず、お子さん自身が楽しみながら主体的に健康に取り組めるようなアプローチを重視しています。
Well-being Dental Clinicでは、これからもエビデンスに基づいた情報提供と丁寧な診療を通じて、患者さん一人ひとりが納得し、主体的に口腔の健康を守れるようサポートしていきます。
ぜひ一度、ご相談してください。